デザイナーズ 賃貸のよくある悩みを解決
部屋のMRTが8℃で、室温体感温度U室温とMRTの平均値となり、室温は17℃あっても、体はそれよりはるかに低い17℃と感じているということです。
このように、冷たい物にかこまれて、室温だけを高く上げているということが実際におこっているのです。
それに対し、わが家のソーラーハウスでは17℃で朝を迎えたのですが、昨日の太陽熱を蓄えた蓄熱床が夜中を通して家を暖め続けてきたので、朝は天井も壁も家具も、ほとんど17℃です。
床は、蓄熱をしているので表面温度が17℃くらいです。
MRTが平壁や床や窓や家具、周囲の物の温度が低いと、室温を高くしないと寒い。
断熱のいい家は壁が暖かい。
こうしてみると、壁や窓の室内側の温度はできるだけ室温に近いほうがいいことがわかりますが、ここで断熱の善し悪しが関係してきます。
次は、屋内17℃、屋外0℃のとき、壁や窓の断熱しだいでMRTを構成する壁の内側表面温度がどう変化するかを示したものです。
外気の温度はつねに変わるので、本当はもう少し複雑な計算になりますが、大体こんなものだと考えてさしつかえありません。
コンクリート壁の計算をすると、壁の表面温度は17℃弱になります。
気温0℃が長く続かないと、そうはなりませんがコンクリート打ち放しの住宅では、寒い日が続くとしんしんと冷え込むことが理解できます。
私は、有名な建築家のつくった家に住んでいる知人宅を冬に訪問したことがありますが、ある人が「厳しい家だ」といっていたのを思い出して、うまい表現だと感心したものです。
平均17℃とすると、次のようになります。
こうしてみると、室温17℃の家よりも室温17℃の家のほうが暖かいことになります。
正確には、この計算はもう少し複雑ですが、それにしても、夜のうちに冷えてしまった天井・壁・床などの冷たいMRTが、体感温度にいかに大きな影響力をもっているかがわかります。
なおここで体感温度としたものは、正しくは作用温度と呼ばれるものです。
デザインにだけ目を向けて建てられた結果です。
窓についても同じことがいえます。
家中に心地いい季節をつくる暖房4〜5月の気温岨〜17℃のころは爽やかで、一年中でもっとも快適な季節です。
春になると太陽の恩恵で、周辺のいろいろな物の温度、すなわちMRTも気温も上がり、そろって肥〜17℃になっているので、とても快適なのです。
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